中国京劇雑記帳

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革命現代京劇《紅灯記》(オリジナルキャスト)[2001年5月]

2024/04/28更新

 

2001年5月26日・27日

北京 人民劇場

 まずは中国京劇名家演唱会。《智取威虎山》《沙家浜》《海港》《平原作戦》《龍江頌》の一下りを中国京劇院の俳優たちがうたったのち、《紅灯記》の「第一場 接応交通員」から「第六場 赴宴闘鳩山」までオリジナルキャストで上演。

パンフレット

オリジナルキャスト 年齢  配役

   袁世海  86歳  鳩山
   銭浩梁  67歳  李玉和
   劉長瑜  60歳  李鉄
   高玉倩  75歳  李奶奶
   孫洪勛  64歳  王連挙
   谷春章  69歳  磨刀人

お知らせ
俳優は高齢であり健康に配慮するため、実際の声と録音を混ぜて上演いたします。
ご了承のほどお願いいたします。
人民劇場
劇場前に貼られた案内
日本人将校の「鳩山」を演じる袁世海のお姿とお言葉

人民劇場の門扉に大きな看板
「オリジナルキャストで再演」

世紀の絶唱をお聴き逃しなく

 

 鳩山役の袁世海、弟子にあたる俳優たちの芝居のカーテンコールで舞台に上がる姿は何度か見かけていますが、実際の舞台を目にするのは感慨深かったです。

 李鉄梅役の劉長瑜。伝統劇や演唱会などでたまに舞台に立つのを見ていましたが、可愛らしい顔立ちと雰囲気はそのまま。李玉和役の銭浩梁、李奶奶役の高玉倩と共にきびきびとした演技で勇ましい唱を聴かせてくれました。

 お客さんの熱気が半端なく、伝統劇の客層とはまた異なっていたように思います。お忍びで有名人も来ていました。当時の人民劇場での上演がノスタルジーを更に感じさせていたのかもしれません。

 

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