テレビドラマが京劇で舞台化
賀歳京劇連台本戯《宰相劉羅鍋》
総策劃:張和平
総監制:徐恒進 呉江
策劃:秦培春
出品人:王玉珍 洪業 趙洪涛
第一話・第二話
第三話・第四話
北京・長安大戯院
2002年2月7、8、12、13日19時30分
第一話・第二話・第三話・第四話 再演
2002年2月4、5、6、14、15、16日19時30分
第五話上演
2002年9、10、17、18、19、20日19時30分
第六話上演
春節に上演された続きものの新作舞台はこれで三年目。
今回のキャストは北京京劇院の面々です。
第五話は北京京劇院でも若手の俳優たちによって演じられました。第六話は青年俳優たちです。
第五本 禅堂風波
あらすじ
仏教に目覚めた乾隆帝は寺を訪問しようとする。しかし仏教が廃れて寺は閑古鳥。和珅は部下に命じてあらかじめ誰とも構わず次々と剃髪し、ニセ僧侶をいっぱい取り揃える。その中に優秀ながら科挙に落第してしまい、思いがけず頭を剃られてしまった劉墉の友人・李靖がいた。
乾隆帝に聡明さを気に入られた李靖は、自分が本物の僧侶ではないことを明かす。実は劉墉も視察に来たところを巻き込まれて頭を剃られてしまっており、自分のつるつる頭を証拠に乾隆帝へ和坤の所業を訴えるがうやむやにされてしまう。
李靖と結婚を誓っていた娘・怡琴が悲しんでいるのを見て劉墉と妻の格格はなんとかしたいと一計を案じる。
霞兒は乾隆帝の元へ訪れて劉墉が怡琴を夫人として迎え入れようとしていると訴える。乾隆帝と和坤は劉墉の思惑を阻止しようと李靖を還俗させて怡琴と結婚させることにする。こうして乾隆帝が媒酌人として婚礼が執り行われることになる。
主なキャスト
劉墉…楊少彭
格格…張立媛
乾隆帝…高彤
和珅…劉慶先
李靖…包飛
怡琴…常秋月
剃頭匠…梅慶陽 孫震
司鼓:王威 操琴:王福龍
第六本 詩外之辯
あらすじ
詩を詠むのがマイブームの乾隆帝は劉墉と対句を詠みあって楽しむ日々。
昔から文化人が自分の著作を本にするのはよくあることだが、格格が編纂した劉墉の書に乾隆帝が詠んだ詩とは知らずに載せてしまう。それを知った和坤は不敬罪だとして劉墉を牢屋に入れてしまう。乾隆帝は自分で判断を下すようにと劉墉へ剣を渡す。
家へ戻った劉墉は家族との今生の別れを歎く。様子を見にきた乾隆帝と和坤の前で、劉墉は意を決して鞘から剣を抜く。まばゆい刃…ではなく一枚の布がハラリ、冗談だと書かれている。それを見ていた乾隆帝はひっかかったと喜ぶ。こうして一同楽しく正月を迎えるのであった。
主なキャスト
劉墉…杜鎮傑
格格…王蓉蓉
乾隆帝…朱強
和珅…陳俊傑
六王爺…馬増寿
司鼓:楊広同 操琴:朱旭